長男が「びしゃ(備射)」を享けました。 |
「じゅうにし」の代表と杯を交わす前儀「御座」は、1月2日に終えています。
調べても、「備射」と書くかどうかもわからない。地区固有の儀式のようです。
毎年、二人一組で建国記念日に執り行われます。私も成人した後、この「びしゃ」を享けています。長男しか対象とならないことから、家の跡取りを認める行事と思われます。
「じゅうにし」とは、寺の行事等を終身制で担う十二人衆のことを言い、地区で最も年長である12人が選ばれますが、「じゅうにし」になれるのは、この「びしゃ」を享けた者しかなれないと聞いています。
天地・東西南北に矢を向ける所作の後、矢は2本とも見事に的を射て、ほっと安心しました。地域の担い手を年長者が見守り、育てる。
長男がどう思っているかはわかりませんが、感謝することが多いことに、そのうち気付くと思っています。