検査で見つけたもの part32 |
建物の中央付近、キッチン横に折り返しの階段が計画されていました。
鉄骨の桁(けた)と木の踏み板を組み合わせる階段は随分と見てきましたが、なかでも、ディティールがとても綺麗な階段でした。蹴込み板がないことで視線が抜け、空間が一体となることで部屋に奥行が感じられます。
階段は、意匠性を持たせるに最適な部材です。また、歩くことで視線の高さが徐々に変化するという、住宅のなかでも特殊な場所です。
階段の意匠を凝らすと、思った以上に空間の質が上がります。
床を一段下げ、階段下を利用したスタディーコーナー