木製サッシのお手入れ方法 |
使用しているサッシは外部も内部も木製、防火対応です。
森の窓 株式会社は石川県の山の中にある。車で言うところの「いい意味でのガレージメーカー」で、細かなオーダーにも応えて頂けます。
社員でもあるお嬢さんを伴って社長さん自ら、車で4時間ほどかけてお越し頂きました。
金物のお手入れ方法
・動作が堅い所や異音を発する金属の可動部に市販の「潤滑油」をティッシュ等に含ませて塗ってやる。CRCより粘性の高いものがいいそうです。
木部のお手入れ方法
・サッシは取り付いている場所(条件)によって随分状態(雨の当たり具合、紫外線等)が違う。目視して変化を見ることが必要。
・内部に関しての再塗装は、ほぼ必要ないんじゃないか。
・外部の再塗装材も、最初に塗った物と同じ浸透性(表面に塗膜を作らないタイプ)の塗料がいい。
・木目を塗り潰すタイプの塗料の方が、木目がでるタイプの塗料に比べて丈夫である。(ただし、似合う、似合わないは建物に依るでしょう。)
・色がグレーに変退色する前に塗った方がいい。変色してからでは、以前より濃いものを塗ることになる。
お話しぶりにも木や金物に対する愛情が感じられます。
設計に於いても屋根(軒)を長めに出したり、庇、小庇を付けて、できるだけ木製サッシの塗装表面に紫外線・雨が直接当たりにくい構造にする、等の配慮がいります。
いい物は、どんなものでもメンテナンスが必要です。
変化を見てやって、手を掛けてやれば長持ちするでしょう。
余談ですが、一緒に聞いていたうちのメンテナンス担当者には感心しました。
ちょっと金物を見ただけで建具の調整方法がわかるんですね。 頼りになります。
(それから、3月5日の「森とまちを結ぶつどい」のレポートを百年の会活動報告ブログ http://kyoto100.blog28.fc2.com/ にアップしましたので、ちょっとのぞいてみてください)
3月5日は仕事で行けませんでした。ごめんなさい。