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「CASBEE」とは建物の環境性能を評価し、ランク付けするツールです。
住宅に関しては昨年の9月にCASBEEすまい[戸建]の正式版が発表されました。
「敷地のなかで質の高い生活をしながら、敷地の外に与える環境負荷を最小限に抑える。
そのバランスの良い家を高く評価する仕組み」
「スピードが出て完璧な空調が完備された車でも燃費が悪ければ…。燃費が良くても坂道を上がるのがしんどい車も考えものだ。燃費と性能のバランスが取れた車を購入したい。」
こんな判断の材料となるのが建築では「CASBEE」ということでしょう。
CASBEEの公式サイト http://www.ibec.or.jp/CASBEE/
54の項目をそれぞれ評価し、総合評価はミシュランのように星の数で表現されます。
「便利で誰にでもわかることを目指した。」とのことですが、大変なプロセスを踏んで評価するわりに、結果が分かり易すぎる(笑)というのが評価者泣かせです。
「性能表示」による評価項目、「自立循環型住宅」による評価項目と一致するところも大きいことが特徴のひとつで、順を追えば取り組みやすいともいえます。が、このような評価ツールを参考にしながら、一定の性能や環境への取り組みをスタンダードとする家づくりを常に考えていく ということが最も大切なことではないかと考えています。