青という色 |
落とした視線、細い指先。塗り重ねられた青や赤は暗く、沈んではいるものの、不思議に透明感さえ感じられる。ピカソは貧しい者を描くことで社会と関わりを持つようになる。
青という色は、自己と社会の境界を表す象徴的な色なのかもしれません。
素直に「いい絵だなぁ。」と思わせられるものがありますね。この時代のピカソには…。
9月10日から12月7日まで、「青のコレクション」と題した青色をテーマとした企画展が開催されています。今日が、その初日でした。
青のコレクション ‐ピカソの青、モネの青‐
http://www.asahibeer-oyamazaki.com/tokubetu/syosai21/
青という色は、不思議な色で、私にとっては「空間の拡がり」を感じさせてくれる色、
好きな色でもあります。
写真は井田照一の
「 Blue Swan In Well」
6枚組みポートフォリオの3枚。
井田照一は、今でも最も好きな版画家です。
「僕にとってのブルーという意味は、中間層にある色、吸収する色、反射する色。それがブルーの色の象徴である。」 (井田照一)