鍛鉄 -UNEDA IRON WORKS- |
土は京都の伏見地方で産出される黄土を玄関の壁に使うことで、水は母屋と離れに水盤を作ることで、石は玄関の御影石の沓脱、離れの土台下の布石として実現しました。
鉄は、フラットバーを叩いて蜜蝋で焼付けた階段の手摺として実現しましたが、その時、製作をお願いしたのが山科の宇根田鉄工所さんです。
仕事の上でもお世話になっている宇根田鉄工所さんの新しい試み、作品展「UNsere Kunstschmiedeausstellung(私たちの鍛鉄芸術展」を見に行きました。
鈍く、光を反射させない重量感のある鉄に惹かれます。
油を塗って焼き付けるのでしょうか、鉄の表面の油滴-偶然に焼きあがった文様の美しさにも興味が沸きます。
映画「フィフスエレメント」では火・水・土・風の4要素に、その頂点に立つ第5の要素 “愛”が加わったとき、悪は打ち滅ぼされる とあります。…そんなに難しいことではないな。
写真は、先日お引き渡したS様邸のUNEDA IRON WORK