京の杜:アート
2020-06-29T14:47:17+09:00
papa4kid
「木の家」に関すること、好きな音楽や身の回り周辺のことについて書いていきたいと思っています
Excite Blog
杉本博司 「瑠璃の浄土」 part3
http://kyonomori.exblog.jp/28133109/
2020-06-15T18:33:00+09:00
2020-06-29T14:43:59+09:00
2020-06-15T18:33:20+09:00
papa4kid
アート
次の部屋には大判のカラー作品「OPTICKS」11点があった。「OPTICKS(光学)」は、アイザック・ニュートンの光学研究を集大成した書物名からとられたのだと思う。
その初版が出口近くに展示されていた。
「OPTICKS」は、一部にデジタル技術が加わっているものの、プリズムに朝の光を通して分光させた「色そのもの」を撮影し、大型プリントで印刷したもの。杉本博司は、色と色の隙間、捨象された色と色の間に注目している。
]]>
杉本博司 「瑠璃の浄土」 part2
http://kyonomori.exblog.jp/28132758/
2020-06-15T12:52:00+09:00
2020-06-29T14:47:17+09:00
2020-06-15T13:32:29+09:00
papa4kid
アート
《Sea of Buddha》
暗い海に、僅かな光にその光背を浮かび上がらせた無数の千体仏が、響き合っている。
生への執着が強いのか、瞬時にして、簡潔かつ的確に答えを出すことが要求される現代に生きているからか、「浄土」とは何かをイメージすることは難しい。
]]>
杉本博司 「瑠璃の浄土」 part1
http://kyonomori.exblog.jp/28132572/
2020-06-14T22:45:00+09:00
2020-06-15T11:09:20+09:00
2020-06-15T10:45:08+09:00
papa4kid
アート
京都市美術館へは2015年の「ルーブル美術館展」を見に行ったのが最後で、普段からあまり行く機会はなかったのだが、リニューアルされて、美術館としての魅力が増したと思う。
重厚な銅板葺屋根の帝冠様式の建物はそのままに、外から見えないところが大幅にリノベーションされていた。例えば、エントランスは地下に新設されている。
西側の前広場と本館建築の間にスロープが掘られ、スロープを下りた地下のエントランスから新入する。両脇のミュージアム・ショップやカフェも明るく、入り易い。
エントランスを直進すると大階段があり、中央ホール(旧大陳列室)、東玄関、さらにその先には東山を望む日本庭園が一直線状に展開する。池には、硝子の茶室「聞鳥庵(モンドリアン)」が組まれていました。
意識を研ぎ澄まして道具に対峙し、その本質を見抜こうとする茶人の視線が、時代のフィルターを通して普遍の風景を見せる杉本博司に重なる。
]]>
スティーヴ・ハイエット/PLEASURE PLACES(1976)
http://kyonomori.exblog.jp/27942222/
2020-01-20T12:52:00+09:00
2020-01-22T23:35:42+09:00
2020-01-20T15:52:06+09:00
papa4kid
アート
スティーヴ・ハイエット(Steve Hiett)が、1976年に発表した写真集 『PLEASURE PLACES』 を手に入れた。
日本では、翌1977年に 『視覚の造形』というタイトルで刊行されている。
私は、その内の数点を当時出版されていた雑誌で見ていた。雑誌は十数ページ程の小冊子で、今思えば、随分とスノッブな内容、つくりの雑誌だったと思う。雑誌名までは覚えていないが、スティーヴ・ハイエット の写真には鮮烈な記憶がある。
写真集には54点のカラー図版が収録されていた。何気ない建築物を撮影したものが多いが、構図の捉え方が巧みで美しい。写真家によって切り取られたかたちは、その概念によってまた新たなかたちをつくりだす。ものの見方、捉え方の大切さを改めて思った。]]>
Banksy のストリートアート
http://kyonomori.exblog.jp/27178939/
2018-10-22T23:56:00+09:00
2018-12-20T16:41:30+09:00
2018-10-22T23:56:01+09:00
papa4kid
アート
額縁に収められた絵より、街中に描かれたストリートアートに、Banksy の、Banksy たる所以が見られる。海外のアーティストに見られて、国内のアーティストに殆ど見ることが出来ないのが、この社会的、政治的メッセージだろうか。]]>
「フランス国立図書館版画コレクション ピカソ」展を見に行った。
http://kyonomori.exblog.jp/27144783/
2018-10-05T20:08:00+09:00
2018-10-23T08:51:03+09:00
2018-10-05T20:08:25+09:00
papa4kid
アート
京都伊勢丹内にある美術館 「えき」 KYOTOに 「フランス国立図書館版画コレクション ピカソ」 展を見に行った。フランス国立図書館所蔵のコレクションから、厳選された89点を見ることが出来た。ピカソは70年以上に及ぶ創作活動に於いて、版画だけでも2,000点以上を制作したとあったが、版画の技法も、銅版、石版、リノカットなど多岐に及ぶ。
私は銅版画が最も好きだが、多くのリノカット作品が展示されており、その良さも認識できた。ピカソの版画は、このリノカットに高く値段の付くものが多い。
ピカソの版画が楽しめる。分かり易いのは、 “テーマ” がある作品が多いこと。 “テーマ” を様々に展開していることにあるのではないかと思っている。展示も、この“テーマ”について解説されていた。
また、今回の展示では見られなかったが、ピカソは、銅版に於ける “ステート” の違いが興味深い。版を重ねるごとに線が変化していく様が興味深い。
30年代の銅版画。
柔らかな線で描かれた黒の深い諧調に、引き込まれそうになる。
]]>
京唐紙のあるくらし part2
http://kyonomori.exblog.jp/24054249/
2017-04-05T16:29:39+09:00
2017-04-05T16:29:38+09:00
2017-04-05T16:29:38+09:00
papa4kid
アート
作業台に広げられた紙は、『京唐紙』 です。エントランスホールを飾るのに、唐長さんにオーダーされたものです。
住宅で使う 『京唐紙』 は、背景としての佇まいをつくりますが、部分的に金箔があしらわれたこの紙には、文様としての面白さ、存在感がありました。
特別に刷られたこの 『京唐紙』 は、訪れたお客様と、新たな出会いをつくっていく事と思います。
]]>
京唐紙のあるくらし part1
http://kyonomori.exblog.jp/23863578/
2017-02-16T22:22:00+09:00
2017-04-05T16:30:24+09:00
2017-02-16T13:47:41+09:00
papa4kid
アート
11年ぶりに訪れた「唐長さん」は随分と様変わりしていました。工房の一画は、アートパネルやランプシェード、ポストカードや便箋、封筒、名刺など、色とりどりの京唐紙のしつらえを楽しめるお店に模様替えされていました。
家から和室が無くなりつつある今日、唐紙を知る機会は少ないかと思います。こういった普段使いの小物から唐紙の魅力を知る方も多いのでしょう。
そして、いつか、襖や壁に唐長さんの「京唐紙」を貼ることができたら、どんなに素敵なことか。
刷り師の想いが刷り込まれた唐紙だからこそ、その息づかい、特別な空気感を感じることができます。
私が唐紙に興味があるのは、その文様の持つ意味です。
文様にはそれぞれ意味や物語があると聞きます。例えば、雲は雨を呼ぶことから実りと豊穣を表す。シダは葉裏に胞子がたくさんあること、その繁殖力の強さから子孫繁栄や商売繁盛に繋がるなど。
文様には意味がある。
様々な想いを込めて親から子に送るのは、キリムと同じですね。
]]>
「ガレとドーム展」
http://kyonomori.exblog.jp/23780119/
2017-01-14T21:16:00+09:00
2017-02-01T00:18:41+09:00
2017-01-14T19:02:33+09:00
papa4kid
アート
京都髙島屋に「ガレとドーム展 美しき至高のガラスたち」を見に行った。
ガレの初期作品から晩年までの作品、ガレの後継者的存在にあたるドーム兄弟の作品、そしてガレの没後に彼の工房で作られた計約100点ほどが展示されていた。
全てが個人コレクションとのことで、比較的小品が多い。
圧巻は、エミール・ガレ生前の作品だろうか。
幾層にも重ねられたガラスの奥行、沈み込んだ色彩。ガラスに閉じ込められた虫や花に、何ともいえない儚さ、危うさを感じる。
ガレには「蜻蛉(とんぼ)」をモチーフにしたものが多い。
「水面に映る己を見ながら死んでゆく」蜻蛉に自己を投影したともいわれている。この「蜻蛉」に、最も心惹かれている。]]>
京都市美術館に「ルーブル美術館展」を見に行った。
http://kyonomori.exblog.jp/22091817/
2015-08-29T14:19:00+09:00
2020-06-15T10:32:05+09:00
2015-08-29T14:19:21+09:00
papa4kid
アート
京都市美術館に 「ルーブル美術館展」 を見に行った。フェルメールの「天文学者」が強く印象に残った。
自然光を巧みに捉えた描写力によるものなのか、長い時間と光と空気がつくりだしたものなのか、おそらくその両方であろうが、画面に何とも言えない高貴な雰囲気を感じる。
ファンが多いのも、わかるような気がした。
]]>
MIHO MUSEUM 2014
http://kyonomori.exblog.jp/21301326/
2014-11-14T18:51:00+09:00
2014-11-15T14:08:01+09:00
2014-11-14T18:51:13+09:00
papa4kid
アート
紅葉し始めた山が綺麗だった。
前回、この桃源郷を訪れたのは2009年の春季特別展 「ユーラシアの風 新羅へ」
二度目ではあるが、収蔵品の素晴らしさ、建物の奇抜さに、改めて溜息が出る。
順路に沿って進めば、神社で目にする一対の狛犬の、その起源を辿ることができ、その道は、朝鮮半島からさらに向こう、中国、中央アジア、西アジア、エジプトにまで及ぶ。MIHO MUSEUMの収蔵品の素晴らしさをあますことなく見ることができる、いい企画だと思った。
獅子舞の頭(かしら)の展示に、ふと足がとまった。
子供の頃の正月風景、獅子に頭を咬まれるのがとても怖かったことが思い出された。]]>
何必館・京都現代美術館に「山口薫展」を見に行った。part2
http://kyonomori.exblog.jp/20093943/
2013-12-12T16:21:00+09:00
2017-08-02T01:04:40+09:00
2013-12-12T16:18:05+09:00
papa4kid
アート
]]>
何必館・京都現代美術館に「山口薫展」を見に行った。part1
http://kyonomori.exblog.jp/20091065/
2013-12-11T22:01:00+09:00
2014-02-08T17:55:02+09:00
2013-12-11T21:58:42+09:00
papa4kid
アート
昔、NHKの日曜美術館で紹介された「おぼろ月に輪舞する子供達 1968年」に強い印象を持ったことは、以前にも書いている。
写真はHPから転載させていただきました。
今回の展示会のものではありません。
油彩を中心に水彩、スケッチ等、70点ほどの作品を見ることが出来る。「花の像 1937年」がデビュー作で、「おぼろ月に輪舞する子供達 1968年」が絶筆だそうだが、この2作品が際立って他の作品と違うような印象を持った。明るい色使いの馬や牛を描いたものあるが、全体的には沈み込んだ、暗鬱とした色使いの作品が多い。時代を追うに従って、一見、何が書いてあるのかわからないほど絵が抽象化されていく。個人的には、40年代の極度に抽象化された風景の、大きな作品2点が好きだが、どの作品を見ても添えられた言葉とともに、内に秘めた強い思いというものが心に染み入ってくる。
心象を独特な画風とともに表現することに到達した、稀有な画家だと思う。]]>
井田照一の版画 part2
http://kyonomori.exblog.jp/16004235/
2012-06-07T16:57:00+09:00
2012-07-03T16:20:45+09:00
2012-06-07T16:57:01+09:00
papa4kid
アート
最初に見た井田照一は、「Blue Swan in Well - Locus Sutra」 のNo. 6 だった。
後にこのNo. 6が、6枚組みポートフォリオの一枚であることを知る。
版画を購入するようになったきっかけは、友人が結婚のお祝いに一枚の版画を贈ってくれたこと。アートを手元に置くという楽しみを知った。90年代に入ったばかりで、時代も良かったのかもしれない。
「Surface is the Between— Between Vertical and Horizon—"Descended Blue"」 1982
私はこの5枚組のポートフォリオを版元で見ている。紙に刷ったとは思えない、まるで布を見ているかのようだったことを覚えている。
懐かしいものに出会えた。]]>
井田照一の版画 part1
http://kyonomori.exblog.jp/15978007/
2012-06-03T22:11:00+09:00
2013-05-24T23:45:34+09:00
2012-06-03T22:11:22+09:00
papa4kid
アート
京都国立近代美術館に「井田照一の版画」 を見に行った。
初期から晩年までの作品を時系列に見ることができ、今まで見る機会がなかった70年代の作品を興味深く思った。
版画が好きで、加納光於、李禹煥等はほとんど見てきているが、私はこの井田照一が最も好きだ。
なかでも 「Crown Point Press (クラウンポイントプレス)」で制作された作品群は、最も色が「抜けて」いて素晴らしい。
アクアチントが生み出す色彩は混じることなく、透明感を良く表し、個々の色彩が絶妙なバランスを保っている。
画面の構成としての垂直と水平の関係ではなく、具体的な力そのものの垂直と水平の出会いの接点を見る。―刻々と変化していくという、最も好きなイメージを体現できる。]]>
https://www.excite.co.jp/
https://www.exblog.jp/
https://ssl2.excite.co.jp/