Senhora Da Lapa/ Maria Ana Bobone |

2.Ternura
3.Senhora da Lapa
4.AR
5.Os Teus Olhos
6.Espelho Quebrado
7.José Embala O Menino
8.ABC
9.Elegia
10.Hortela Mourisca
11.Flux
12.Senhora da Lapa
Maria Ana Bobone(マリア・アナ・ボボン)の1997年-1998年録音のアルバム
Sera una Noche と同じくレーベルはMA Recordings
リスボンのゴシック教会で96kHzの高サンプリングレートでデジタル録音、ワンポイント録音されています。
私はポルトガルの民族歌謡である「ファド」を聴いたことがないので、どのような影響が見られるのかはわかりませんが、教会の聖歌隊にもいたというマリア・アナ・ボボンの、その雰囲気は十分に感じ取れます。
「音と音の隙間にこそ美しい音が存在する。」
勝手な解釈ですが、このレーベルが意図するであろうことが録音、音楽に表現されています。
ピアノとヴォーカルの響きが織りなす硬質で透明感ある空間。
2曲目の「Ternura 」が一番好きです。
「わずかに見上げているその視線の先にあるもの」
暖かいサキソフォンの音色が、夢とか希望のようなものを予感させてくれます。

聴いてみたいです。
m・a recordingsのタッドさんは90年代後半に度々リスボンでアルバム製作を行っていたようです。
当時タッドさんと仕事上のお付き合いがあったのですが、
「リスボンにはジャズクラブが1件しかないけれど良いミュージシャンが沢山いる」
とおっしゃっていたことが思い出されます。
私は同時期にリスボンのおそらく同じ教会で録音されたポルトガルのピアニストJOAO PAULO の「ALMAS」というアルバムが好きで、時々深夜にそっと小音量で聴きます。
ギル・エヴァンスとスティーヴ・レイシーの「Paris Blues」のような
ピアノとソプラノサックスの対話が素晴らしいとても美しいアルバムです。
Music Makers / Helen Merrill で初めて聴いたのではないかと思うのですが、非常に強い印象を持ったことを書いています。
campos さん、ありがとうございます。
「Paris Blues」 明日には到着します。