自立循環型住宅 part20 |
昔の『高気密高断熱の家』というのは窓が少なく、小さかった。住宅のなかで最も熱が逃げるのが開口部。小さくしたほうが有利だからですが、サッシ、ガラスが高性能化、安価で普及し始めた現在、折角の素晴らしい景色をあきらめるのは勿体ないことです。
特に開口部が真南に取れる場合、むしろ大きく取って冬の日射を入れたほうが良い。
真南の開口部であれば1日の熱収支はプラスになる場合が多いと考えられています。その場合、気を付けないといけないのは夏の日射遮蔽。
最近、ビルにも窓上のルーバーや外付けのブラインドが見られるようになりました。簾(すだれ)が似合うような家であれば、勿論、簾も同じ効果を得ることができます。
大事なことは、
建物を真南に向けて計画したほうが日射の利用、遮蔽とも効果が高い
日射遮蔽は、カーテンよりも簾等を用いて外部側で遮蔽したほうが効果が高い
ということです。