品質管理 part2 |
私は、監督から設計に入ったので、このことがわかる。
寸法線の入れ方ひとつとっても、墨だししやすいように考えたい と思うほうですが、設計から入ると、これがなかなか理解できない。良く見ない者が悪い と考えてしまいがちなことです。
この世界で(どんな世界でも同じでしょうが)、見る者に判り易い表現を選ぶということは、非常に大事なことです。
むしろ、そこに「知性」というものがあるように思います。
「品質管理」 という仕事も同じこと。
チェックすればするほど経費は膨大に掛かり、これほど非生産的なこともない。
ただ、人にうまく働きかけるような方法を見つけることが出来れば、ミスは減少していく。
人に認められたいと思う気持ちとか、他の業者に負けたくないという競争心とか、単純な「わかりやすさ」 など。
実際に家を建てるという仕事をするのは「私」ではないわけです。