シンプルな感想

南丹市へ竣工検査に行った帰りにお世話になった「大きなクスノキの木の下で」のH様宅を訪問しました。
もうすこし早くにお届けできれば良かったのですが、30分毎に温湿度を測定、自動記録するよう設定したデータロガーをお持ちしました。
H様からは、この暑い夏も扇風機を使って過ごしたこと。木（梁）の割れが少ないことを喜んでいる。とお話しいただきました。また、プラン上、留意しなければいけなかった点もお聞きしました。
木（梁）の割れに関しては十分に気を付けているつもりですが、杉材の乾燥はなかなか難しい。
もっとも留意すべきことでしょう。

ネットワーク、国や自治体の様々な取り組みもあって、国産材や地域材の利用は広がっています。であればこそ、ウッドマイルズや森林認証に代表される環境貢献という大きな意義の前に、強度、乾燥といった基本的な品質基準への取り組みがあり、その基準も統一されたものであるべきだと思います。でなければ、ユーザーは比較することが出来ない。
「割れが少なくてよかった。」　というシンプルな感想に応えていかなくてはいけないと思うのです。