冬(ふだん)の座敷と夏座敷 |
奥さんと二人になったとき、蔵の中に仕舞われている夏用の建具が話題になりました。
「息子の代になったら入れ替えることもないだろうし…。」
確かに私のような家でも子供の頃は、冬(ふだん)の座敷を夏座敷に替えるということがありました。襖を葭戸(よしど)に替え、座敷と手前の6畳の間には御簾(みす)をかける。
確かに息子の代になり、入れ替えることは無くなった。
今、冬(ふだん)の座敷と夏座敷を区別しているのは、
座布団ぐらいでしょうか。
写真は、竣工検査で見つけた障子です。
障子紙に竹の透かし模様があしらわれています。
3階建て住宅の3階部分に設けられた和室ですが
竹柄に涼やかさ、奥行きを感じます。