これからの家づくり part6 |

本年10月1日に施工される平成25年度省エネ基準を中心とした最もタイムリーな、取り組むべき方向性を考える上で、とても参考になる研修会だった。
平成25年度省エネ基準は、外皮性能(断熱と遮熱)の基準を満たし、且つ、総合一次エネルギー消費量の基準を満たすものとなる。経過措置的に仕様規定も設けられるようだが、基本的には計算プログラムで1棟1棟計算することになる。
総合一次エネルギー消費量の基準は、省エネ基準と低炭素基準の二通りの基準値が設定される。断熱性能のレベルをどこに置くのか、一次エネルギー消費量を何で削減するのか、投入すべきコストとのバランスも考えないといけない。建物が保持すべき性能について、ある水準以上の性能“ガイドライン”というものを設定し、これを維持しようとするとき、多くのモデルをシミュレートする必要がある。
家に取り組む姿勢(スタイル)が問われることになります。