映画に見るインテリア…「ストックホルムでワルツを」 |

見ていたのは、2014年に公開された「ストックホルムでワルツを」 (英題:Waltz For Monica)
スウェーデンが生んだジャズシンガー、モニカ・ゼタールンド(Monica Zetterlund)を描いた作品です。
映画は、モニカが歌手として登り詰めるまでの数年を描いています。ジャズの名曲の数々や、当時のファッションを再現した衣装、VOLVOやSAABといった車、インテリアも作品の魅力です。
1950~60年代と言えば、デンマークのアルネ・ヤコブセン、フィンランドのアルヴァ・アアルト、スウェーデンのオーレ・エクセルらが活躍した北欧デザインの全盛期。
素材を生かし、自然のモチーフを取り入れたデザインには、夜が長く、家で過ごすことの多い北欧の国々ならではの暖かみや優しさが感じとれます。
映画の冒頭、お父さんが飾り付けてたクリスマスツリー。 とてもシンプルで、律儀な性格が感じられるものでした。
ひとつずつ、キャンドルに火を灯すように、幸せな気分がひとつずつ増えれば…いいなと思っています。