2017年 01月 14日
「ガレとドーム展」 |

ガレの初期作品から晩年までの作品、ガレの後継者的存在にあたるドーム兄弟の作品、そしてガレの没後に彼の工房で作られた計約100点ほどが展示されていた。
全てが個人コレクションとのことで、比較的小品が多い。
圧巻は、エミール・ガレ生前の作品だろうか。
幾層にも重ねられたガラスの奥行、沈み込んだ色彩。ガラスに閉じ込められた虫や花に、何ともいえない儚さ、危うさを感じる。
ガレには「蜻蛉(とんぼ)」をモチーフにしたものが多い。
「水面に映る己を見ながら死んでゆく」蜻蛉に自己を投影したともいわれている。この「蜻蛉」に、最も心惹かれている。
by papa4kid
| 2017-01-14 21:16
| アート
|
Comments(0)