チビちゃん達の部活が始まった。Ⅱ-8 |
今年は‘かな’ の番だなと想うと、行く前から胸が熱くなっていた。
前半は、秋のコンクールで演奏する曲を中心に、後半はポップス中心に構成されていたが、吹奏楽の演奏会には珍しい合唱もあって、素晴らしかった。アンコールの拍手が鳴りやまない中、聞き覚えのある曲が始まり、卒部式は唐突に始まった。
3年生のひとりひとりに顧問の先生から花が渡され、声が掛けられる。
卒業生は、ホールの聴衆全員の拍手の中、花道をすすむ。
毅然として歩く‘かな’ を見て、不思議と涙は出なかった。
中学校の3年間と高校の3年間、‘かな’ にとっては一生の思い出となる素晴らしい時間だったと思う。
この素晴らしい時間を共に過ごして頂いた顧問の先生や吹奏楽部の皆さんに感謝します。