畳の表替え |
「琉球畳」と呼ばれる縁(へり)のない畳です。
私が子供の頃は、お盆前などに畳を全て取り外して、庭で虫干しをしたものです。
畳の表を互いに内にして三角形を作る形で干します。
合わさるところには、かまぼこの板を挟んでいたように思います。
また、戻す際、元あった場所が分かる様に、畳の四隅に東西南北や数字が白墨で書かれていました。今では畳を外すこともありません。我が家では、廃れてしまった習慣です。
「琉球畳」は、縁がないだけあって不陸や隙を調整するのが難しいと聞いていましたが、敷き終えた畳は、不陸や隙が見事に直っていました。
藺草(いぐさ)の、何とも言えない “いい匂い”がします。