時間と想いもそれぞれの手作りスプーン |
やさしい口あたりの木のスプーンは、熱が伝わりにくく、あつあつのリゾットやシチューにぴったりです。表面に指が添えやすいように薄っすらと凹みをつければ、手にもしっくりとなじみます。彫刻刀で削り始めるとすぐにヒノキの香りが広がりはじめ、時間が経つのも忘れて夢中になってしまいました。時間がものの価値を決める要素として重要だとしたら、ある意味、とても贅沢なカラトリー達です。
お子さまと一緒につくってみられてはどうでしょうか。彫刻刀の持ち方、親指の添え方、削り方をゆっくり教えていきます。危なっかしくても、ゆっくり注意してあげながら進めていくと、 世界にたったひとつのオリジナルなスプーンの出来上がり!自分でつくったスプーンを、お子さまはきっと大切に使ってくれるでしょう。
木でものをつくるということには、つくった分だけの物語があるように思います。ものをつくる時間も、また大切な時間です。
デザオ建設が「木の家」にこだわる理由もここにあります。技術のある職人がつくり出す「美しい空間」。普段何気なく接していたものの豊かさに気がつき、慈しみ、育てる土壌となるのが、「木の家」だと私達は思っています。