温かさの演出 |
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「京の杜ネットワーク」を主宰しています。「心地よさ」、「空気感」を大切にした家づくりを目指しています。
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2021年 01月 08日
窓の外では冷たい風が、すっかり葉を落とした木の枝を揺らしています。温かく整えられた自分の部屋が、いつも以上に大切で貴重な存在に感じられます。冬は、家を特に愛おしく感じさせる季節なのかもしれません。そんな幸せな気持ちをもっと増やすための冬の住まい方は? ①カーテンを工夫してみる。カーテンと窓との間にできるだけ空気を閉じ込めるようにするのがポイントです。カーテンは床まで届く長さにして、厚手の生地のもの、ドレープ状のものを選びましょう。②夜は雨戸を閉める。雨戸自体での断熱性は期待できませんが、窓に当たる風をしのぐことによって、窓から逃げていく熱量を少なくすることができます。③太陽の熱を家の中に入れる。晴れた日の昼間はカーテンを開け、日射をできるだけ家の中に取り込む。特に、昼間に使っていない部屋はカーテンを閉じたままにしがちです。そのあたりにも心配りをしましょう。 次に、温かさを演出してみてはどうでしょう? テーブルクロスやクッションカバーを赤やオレンジにして、色から温かさを貰う。大根や蕪など、体を温めてくれる冬野菜たっぷりなスープを作ってみる。ハーブの香りがするキャンドルをお風呂に持ち込むと、いつものバスルームが驚くほど贅沢な空間に早変わりするでしょう。体が十分に温まったら、次は、自分自身を内側から温めてくれるものを、ひとつずつ数えてみる。例えば私なら、ビル・ウィザースの『Just The Two Of Us 』やニューファンドランド犬を撮影したブルース・ウェーバーの写真集。トルーマン・カポーティの『クリスマスの思い出』…。トルーマン・カポーティは、成長しても子供のときのイノセンス、従姉妹のあばあちゃんのことを決して忘れなかった。キャンドルに火を灯すようにそんな温かい気持ちを増やしていければ…、数えきれないほどたくさんの火を灯せれば…、素敵ですね。
by papa4kid
| 2021-01-08 11:45
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