2022年 03月 01日
「自然室温」 を知る |
京都の冬、今年は特に寒いと感じる。家の断熱性能、すまい心地のよさを知るには、「自然室温」 を知るのが一番よいと思う。
「自然室温」とは、冷暖房をしていない状態での室温のことで、朝起きて、室温が一体どの程度あるかを測ってみるとよい。
「自然室温」とは、冷暖房をしていない状態での室温のことで、朝起きて、室温が一体どの程度あるかを測ってみるとよい。
私の家は22年ほど前に建てたものだが、外気温が0℃の時に、吹き抜けがあるリビングで12.8℃、寝室で13.9℃リビングでは12.8℃、寝室では13.9℃の外気との温度差が生じていたことになる。この温度差が大きいほど暖房エネルギーは小さくて済む。無論、家族数や通風によってもこの温度差は変動するが、とりわけ、昼中の日射をどれほど取り込んだかによって大きく変動する。単純には言えないが、冬に大きく、5月~10月頃に小さいことが理想といえる。
今、家を建て替えたとしたら、一体、どの程度の温度差が生じるだろうか。
考えてみるだけでも楽しい。それほど、住宅の断熱性能は目に見えて向上している。断熱性能を計るには、一般的にはUA値やQ値が用いられる。「外皮平均熱貫流率UA値」は、換気を含まない外皮面積1㎡あたりの熱損失量に対して、「熱損失係数Q値」は、換気の熱損失も含んだ床面積1㎡あたりの熱損失量。どちらも数値も小さくなるほど高性能な住宅といえる。また、どちらも設計時に計算できる。
一方、先に紹介した「自然室温」と外気との温度差は、暮らし方によって変化する。冬は積極的に日光を取り入れ、夏は日光を遮る。夕方、窓を開けて室内に溜まった熱い空気を逃がしてやると更によいだろう。
住宅の性能の中心は、これからも「構造」とともに「省エネ」になる。
環境負荷が少なく快適な建物を、これからもつくっていきたい。
考えてみるだけでも楽しい。それほど、住宅の断熱性能は目に見えて向上している。断熱性能を計るには、一般的にはUA値やQ値が用いられる。「外皮平均熱貫流率UA値」は、換気を含まない外皮面積1㎡あたりの熱損失量に対して、「熱損失係数Q値」は、換気の熱損失も含んだ床面積1㎡あたりの熱損失量。どちらも数値も小さくなるほど高性能な住宅といえる。また、どちらも設計時に計算できる。
一方、先に紹介した「自然室温」と外気との温度差は、暮らし方によって変化する。冬は積極的に日光を取り入れ、夏は日光を遮る。夕方、窓を開けて室内に溜まった熱い空気を逃がしてやると更によいだろう。
住宅の性能の中心は、これからも「構造」とともに「省エネ」になる。
環境負荷が少なく快適な建物を、これからもつくっていきたい。
by papa4kid
| 2022-03-01 08:33
| ちょっとまとまった感想等
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