熱いぜ、MC240 |
故瀬川冬樹氏が愛した MarkLevinson 、EMT、KEF、JBL
見たことも、無論、聴いた事もない機器をそれほど愛でられたのは、氏の美しい文章に音を感じたこと、精密な機器が放つオーラに魅せられたからに違いありません。
勤めるようになったらMarkLevinson を いつかMarkLevinson を と思っていたが、買えない。もう、半分を折り返したというのにまだ、買えない。
5年前、自宅を建て替える話が持ち上がった時、システムコンポでは無く、なんとか「オーディオ」と呼べる物がほしかった。東京のショップに展示品処分で出ていたスピーカーを買いました。このスピーカーは梱包されたまま2年間眠っていた。アンプも1年間、未開封のまま持っていた。CDプレーヤーは京都のショップに中古で店頭展示されていたもの。当時発売されたばかりで評判の高かったTEACのVRDS-25と聞き比べをして、「こっちをもらいます。」 と指差して店員に呆れられた。
だってVRDS-25から聞こえてくる野太い声は、私が想像していたSADE(シャデー)の声ではなかったから。
その後、D/Aコンバーター、アナログプレーヤーを追加、電源やケーブルの選択を工夫して、マニアには笑われそうな安価な装置なりに「もう、これ以上は…」 というところまできたと思う。
でも、おもしろくない。小さく纏まりすぎて…。
これを逃すと、これほど程度のいいものは、もう、手に入らないかも…
と自分に言い聞かせて(笑)、思い切って購入しました。
