The Melody At Night With You(1999) /Keith Jarrett |
聴いているのはKeith Jarrett(キース・ジャレット)のThe Melody At Night, With You(メロディ・アット・ナイト、ウィズ・ユー)

The Koln Concert(ザ・ケルン・コンサート)は1975年だからリリース時に聴いている。
あまりに印象的な冒頭のフレーズに衝撃を受け、当時、Solo-Concerts(ソロ・コンサート)、Death And The Flower(生と死の幻想)等、前後のアルバムは良く聴いていたが、その後全く聴かなくなった。時折The Koln Concert(ザ・ケルン・コンサート)にレコード盤に針を降ろすも、B面に返すまでも無く袋にしまってしまう。
どうも一曲の長いものは性に合わない。
このアルバムは1曲が短いからというわけでも無いが、雨が降っているときとか、なにかほっとしたときに必ずかけたくなるアルバムです。どんなに好きなアーティストでもアーティスト本人や曲の背景的なものにはあまり興味がないのですが、このアルバムが慢性疲労症候群という難病と闘病中に、妻へのクリスマス・プレゼントとして自ら録音したもの 自宅のスタジオで妻のRose Anne Jarrett1人を前にして演奏したもの と聞ればよくわかります。おそらく彼のアルバムの中で最も良く聴かれているアルバムではないでしょうか。
時間はゆったりと流れ、止めようのない感情が自然と湧いてきます。
