200年という歳月 |
「おいといてもらえませんか?」後日、運んでもらったのがこの杉の厚板です。
大工に頼んで食卓のテーブルに加工してもらった。無垢板の反りを抑えるあり桟は、何も言わなかったが欅(ケヤキ)で造ってくれた。脚は、とも木では重すぎるので角パイプを組んで軽く焼き付けた。
200年という歳月を持つものの重み
時間をかけて造られるものだけがもつ深い造形
表面を指先で軽く触ってみる。
鉋(カンナ)がよくかかった木肌に指がすべる。
大工の手で表された杉は、さらに長い年月、この家の家族を記憶にとどめる。
どうか私の家族を見守ってください。