「You Must Believe In Spring」 part2 |
Bill Evansの「You Must Believe In Spring」
だからかもしれないですね。パソコンに向かうことがあっても、手が動かない。
力学的に均衡がとれたものが崩れようとする一瞬 危さを捕らえた美しさがこのアルバムにはあると思います。Charles Burchfieldの震えるような神経質な絵画を今まで正視することはありませんでした。絵のタイトルは「Yearning」
“切ない想い”とでも訳すのでしょうか。
1曲目は「B Minor Waltz (For Ellaine) 」 For Ellaineとあるとおり、1973年にエヴァンズとの別れを苦に地下鉄に身を投げた最初の恋人エレインに捧げられた曲です。
突っかかるようなメロディの運びが輝きと静寂、刹那と永遠といった相反するものを表現しているかのようです。エヴァンズの複雑な心境が伺われます。