美術館「えき」KYOTO-子どものような純粋な心で- |
ピカソが晩年に移り住んだ南仏・ヴァロリスでの創作活動を中心に、サブタイトルは -子どものような純粋な心で- ということだが、最も出品数の多い陶芸の絵付けを言っているのかな。版画にそのような印象は持てない。
油彩・版画・陶芸・陶彫・タペストリーなど、約140点を展示。
版画ばかりを見ていたのですが、サルタンバンクの「貧しき食事」に代表される初期のものに良いものがあった。
版画が好きで、例えば好きな版画家に同時代の作家、Robert Mangold(ロバート・マンゴールド)とか(事実、好きだが)をあげれば、カッコいいのでしょうが…。
誰でも知っている巨匠の名前をあげるのは恥ずかしい気もするが、最も好きな版画家はこのピカソです。なかでも最も興味のあるのは銅版、それも30年代のものです。
柔らかな線で描かれた黒の深い諧調、引き込まれそうになる。