加子母村(かしもむら)に行く。Part2 |
「加子母村ふれあいコミュニティーセンター」は大断面集成材をトラス構造にすることで木造と思えない開放的な空間となっています。
施工された中島工務店の中島社長の言葉を借りれば、「飽きのこない建物」ということでしたが、そのスケール感からくるのでしょうか、奇をてらったところのない、のびやかな空間にやわらかな空気が息づいている建物でした。

架構にあわせて開口部も台形の引き分け戸になっています。未来的ですね。

三角形に切り取られた天井。三角錐のトップライトから光がこぼれます。

向こうに見える、ガラス張りの内部は階段室。上がると行き止まりで、岬の展望台のようです。遊び心が感じられます。
このあたりの作りこみが、なんともうまいですね。
同じく木造で建てられた加子母小学校も見学しましたが、同質なやわらかさを感じます。
このような公共建築物は、是非木造で建ててほしいものです。もう一回続けます。