「トゥームレイダー」 にみるリノベーション |
「トゥームレイダー」もそんな映画のひとつで、なかでも冒頭のララが住んでいる城のような豪邸(まさに城ですが^^;)の様子は、何度見ても建築的興味を引かれます。
外から見たら伝統的な建築物。しかし内部は最新の空調が完備された超近代的なガラス張りの空間。カッコ良いですよね。
この逆をいっているのが、安藤忠雄が設計監修した「国際子ども図書館」でしょうか。
http://www.kodomo.go.jp/profile/intro/kodomo.html
建物の一部がガラスで覆われ、元々外壁だったレンガ積みの壁が、内壁として再生(リノベーション)されます。テレビでしかこの建物を見たことが無いのですが、是非一度、実物を見てみたいものです。明治期のルネッサンス様式の建築物に近代的なガラスという素材を組み合わせることによって、まったく新しい印象を持たせているように思います。
伝統的建築物の保存という観点において賛否はあるでしょうが、デザインの新しい見せ方という点に於いては非常に興味深い。すこし異種な材料、不安定な形態をもたせたほうが人に与える印象は大きいということでしょう。