地元の木を使う part8 |
「京都・森と住まい百年の会」は2004年3月に市民団体として設立されました。
会の目的は、京都府内の森林を、府民生活と様々な形に結びつけ、地域にある木材資源の循環活用を図り、100年先を見据えた持続可能な仕組みを創設することにあります。
四季がはっきりし、それぞれが特色を持っている日本の気候。高温多湿に耐えられるように日当たり、風通し、水はけに、徹底してこだわってつくられてきました。自然の建築素材の持つ特質や、建物の建つ地形、気候などの環境を考慮に入れながら、間取りが考えられ、しつらいが工夫された住まいはエネルギーの効率的利用を可能とします。通風・換気が効果的に行われる空間構成を持った住宅。
その構造体に、地元京都の木を「表し」にして使う。
建物が将来にわたって受け継がれていくためには、地元の木が使われ、地域固有の技術・技能が継承されることが必要だと思うわけです。
「京の杜ネットワーク」も微力ではありますが、これからも京都府産材を使った家づくりを提案していきます。